グループ紹介

黒川アカデミーグループは黒川学園と黒川学院という2つの学校法人で構成されています。東京都の荒川区と足立区、千葉県の流山市で幼稚園・こども園を運営し、進学塾と速算塾も展開。「幼児教育」 「学習塾」「そろばん塾」を3本柱に、子どもたちの将来の可能性を広げる取り組みを続けています。


❒ 教育理念

私たち黒川アカデミーグループは、幼稚園と幼稚舎、学習塾とそろばん塾を運営するにあたって、3つの教育理念を掲げています。

  • 子どもの持つ諸能力を最大限に引き出す
  • 個性を見極め、一人ひとりに合った働きかけをする
  • 子どもも先生も、豊かな時間を過ごす

英語やフランス語で教育を意味する「education」は、ラテン語の「ducere(連れ出す、外に導き出す)」という語に由来します。幼稚園発祥の地であるドイツでも、教育を意味する言葉は「Erziehung」といい、「内在するものを外に引き出すこと」が語源になっています。つまり欧州では教育は「人の持つ諸能力を引き出すために働きかけること」として捉えられているのです。

 

一方、日本の辞書(新明解国語辞典)には、教育は「知識や技能の修得、社会人としての人間形成などを目的として行われる訓練」と書かれています。わが国の教育現場に目を向けると、子どもの学力や体力の低下、教育格差、教員の労働環境の悪化など、問題は山積みです。これは制度に人間を合わせることで、本来持っているはずの能力が十分に発揮できなくなっている結果であり、それが子どもの問題だけでなく、教師、さらには社会全体にまで及んでしまっているからなのではないでしょうか。

 

これらの問題に対し、指導内容を増やし、授業時間数を増やし、教員免許更新制度を導入する、といったような対応をしたとしても、それは子どもと教師の両方にさらなる時間的、精神的負担を強いることになります。その先にある未来は今より良くなっているでしょうか。

 

今こそ、「教育とは成果のためのものではなく、能力を引き出すために働きかけることである」という本質に目を向けなければ、子どもたちが希望の持てる未来を描くことは難しいのではないでしょうか。「成果を上げるために圧力をかけ、頑張らせる教育」から、「子どもが能力を発揮できるように環境を整えること」に、今後子どもの教育に関わる私たちは力を注ぐべきなのではないでしょうか。

 

子どもの中に眠る宝物を見つける

ですから「幼児教育」 「学習塾」「そろばん塾」を3本柱とする黒川アカデミーグループは、子どもたち一人ひとりに目を配り、個性を見極め、それぞれに合った働きかけをしていく──そんな先生たちがいきいきと働いている学園にしたい、という理想を持っています。

 

黒川アカデミーグループの宝は子どもたちの笑顔と、それを引き出す先生たちです。実際には、素晴らしい先生でも、現行の教育システム、35人学級でそれを実現することはとても難しいです。それでも毎日、子どもの素晴らしさを引き出そうという姿勢を持ち、保育にあたる先生たちには心からの敬意を持っています。また、いつも忙しく何かに追われ、心身ともに消耗している状態では、いくら良い先生でも子どもと豊かな時間を過ごすことはできません。子どもの中に眠る宝物をたくさん見つけてほしい──そんな願いの実現のためには、子どもの環境づくり同様、教職員たちの人生の質の向上、QOLの向上も欠かせません。

 

理想と現実に葛藤する毎日ですが、それでも子どもと職員をはじめ、私たちに関わる人たちにとってより良い環境をめざし、何より教育の本質を忘れることなく、進んでいきます。



❒ 教育の特色

黒川幼稚舎も黒川幼稚園も、心と体のバランスがとれた子どもたちの成長を促すため、4つの教育方針を心がけています。

  • 素直な子に育てる
  • お話をよく聞ける子に育てる
  • 物事をよく考えられる子に育てる
  • ありがとうの言える子に育てる

4つの教育方針を実践するため、幼稚舎と幼稚園の一日には7つの学びがちりばめられています。礼儀作法、そろばん、英語、体育、ハーモニカ、テニス、考える力を図る「よい子のテスト」といった活動です。お友だちと一緒に五感を刺激しながらさまざまな時間を過ごすことで、感受性が豊かになり、相手を思いやる心も育まれていきます。春の遠足、秋の運動会やいもほり、冬のクリスマス会といった普段とは違う行事も、子どもたちの主体性や向上心を養ってくれます。

 

子どもたちは未来です。私たちが成し遂げられないことや、やり残したことを実現してくれるかもしれません。未来そのものである子どもたちが卒園後も笑顔にあふれた人生を送れるための土台をつくること──それが黒川アカデミーグループの職員全員の生きがいとなっています。


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❒ 学びの場所

東京都の荒川区と足立区、千葉県の流山市にある合計3つの幼稚園と幼稚舎で子どもたちの笑顔が日々、広がっています。荒川園舎、足立園舎、流山園舎ではそろばん塾も開講。荒川区と流山市では高校受験を見据えた進学塾での授業も実施しており、公立高校と私立高校の志望に応じた指導を行っています。


◀ 荒川園舎

足立園舎

流山園舎

 学習塾 

そろばん塾 



❒ グループのあゆみ

1946(昭和21)年 2月1日、東京都荒川区の豆腐屋の一室で速算塾(そろばん塾)を開塾
1955(昭和30)年 荒川区に黒川幼稚舎を開園
1957(昭和32)年 荒川区に学習塾の高校受験科を開塾
1960(昭和35)年 荒川区に速算塾(そろばん塾)の尾久教場を開塾
1961(昭和36)年 荒川園舎を鉄筋3階建てに増改築
1963(昭和38)年 群馬県の浅間高原奥軽井沢に林間寮を建設
1964(昭和39)年 東京都足立区辰沼に黒川幼稚園を開園
1972(昭和49)年 足立園舎を鉄筋2階建てに改築
1975(昭和50)年 千葉県流山市に学校法人黒川幼稚園を設立
1975(昭和50)年 流山市に黒川幼稚園を開園
1975(昭和50)年 流山市に速算塾(そろばん塾)の流山教場を開塾
1975(昭和50)年 足立区大谷田に速算塾(そろばん塾)の中山教場を開塾
1976(昭和51)年 流山市に学習塾の黒川高校受験科を開塾
1977(昭和52)年 足立園舎が学校法人の認可を受ける
1988(昭和63)年 流山園舎の園庭を拡張
1992(平成4)年 軽井沢寮を拡張
1996(平成8)年 軽井沢寮に離れ寮とテニスコートを増築
2001(平成13)年 流山園舎の新園舎が完成
2002(平成14)年 足立園舎と流山園舎でサッカークラブを創立
2008(平成20)年 荒川園舎と流山園舎でチップス体操教室を開設
2010(平成22)年 足立園舎の園庭を改修
2010(平成22)年 足立園舎でチップス体操教室を開設
2011(平成23)年 荒川園舎の新園舎が完成
2015(平成27)年 10月5日、学校法人黒川学園の法人番号が指定
2015(平成27)年 10月5日、学校法人黒川学院の法人番号が指定
2016(平成28)年 荒川園舎でサッカークラブを創立
2020(令和2)年 9月1日より、総称として黒川アカデミーグループを使用
2023(令和5)年 4月1日より、黒川幼稚舎が学校法人黒川学院 認定こども園黒川幼稚舎として運営開始


❒ 運営法人

学校法人 黒川学園

〒270−0144

千葉県流山市前ケ崎175

TEL: 04−7145−9501

学校法人 黒川学院

〒121−0054

東京都足立区辰沼2−5−3

TEL: 03−3605−4025


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